キールの誕生は、1945年 第二次世界大戦が終戦した年のブルゴーニュ地方コートドール地区のディジョン市にさかのぼります。
当時ブルゴーニュワインの販売に悩まされていた、コートドール地区。ワインの発展に大きく寄与しているディジョン市も大きな打撃を受けていました。
そんな中、当時のディジョン市長 キャノン・フェリックス・キール氏は、ブルゴーニュ地方特産の白ワイン アリゴテを使って、地元ワインの販促を図りました。
ディジョン市周辺では、ブドウのほかに、マスタード、エスカルゴ、カシスリキュールなども生産されていました。キール市長は、地元特産品である白ワイン アリゴテとカシスリキュールを使った、誰でも気軽に愉しめるワインカクテル「キール」を考案したのです。

本場のキールは、ブルゴーニュ地方の白ワイン アリゴテを使用しておりますが、現在では辛口の白ワインをベースに使用したものがキールと呼ばれ、親しまれています。白ワインとカシスリキュールの割合は特に決まっていませんので、配分を変えて、お好みの味を追求いただき、お愉しみいただけます。

(株式会社ホテルオークラ東京 企画広報課)

 


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